風水で開運するために必要なのは、間取りと方位の関係ですが、それ以外にも覚えておきたいポイントが3つあります。
それは「龍脈」「張りと欠け」「盛り塩」です。
では順番に説明していきますね。
龍脈とは?
龍脈とは、大地に流れる氣のルートのこと。
風水では、大地だけではなく、家や部屋にも氣の流れるルートである龍脈があると考えます。
簡単にいうと、家の中のパワースポットですね。
龍脈の見つけ方

- 玄関の幅の中心と家の中心を線で結び、反対側までその線を引きます。(写真①の線)
- ①の先と平行に、玄関がある壁の1/3幅になるように①で引いた線と平行になるように2本の線を引きます。(写真②の線)
(北玄関の場合は、幅を2倍にして中心までとします) - 図のように線を引いた範囲が家の龍脈です。
- 2階建て以上の一戸建ての場合は、階段を上がりきったところを玄関とみなし、1階と同様にその階の中心を通り反対側まで線を引きます。
玄関は幸運の入り口と言うように、運は道路を流れて玄関から入り、対角線上に進み対角側の壁に当たったら中心に戻ってきます。
龍脈の道幅は、玄関がある壁の1/3の広さになります。
部屋の場合も同様で、運は部屋の入り口から中心を通り、対角線側に流れ中心に戻ります。
ただし、北側が玄関や部屋の入り口の場合は、龍脈の道筋は対角線の壁まで届かずに中心まででとどまり、その分道幅は他の方位の2倍になります。
玄関や部屋の入り口が北側にある場合は注意してくださいね。
間取り図を見ながら龍脈の通り道を見ていくと、家の龍脈と部屋の龍脈が重なる部分が出てくる場合があります。
そこはふたつの氣が相乗効果を表す最高のゾーンとなります。
龍脈上に水場かある場合

キッチンやトイレ、浴室や洗面所が龍脈上にある場合、家に流れ込んできた氣のパワーをダウンさせることがあります。
もし、あなたの家の龍脈上に水場がある場合は、そこをいつも清潔に保ち、ラッキーアイテムやラッキーカラーを使うなどして運気をアップさせてください。
盛り塩を置くのも効果的ですよ。
張りと欠け
風水では、建物の出っ張りやへこみを「張り」と「欠け」と言います。
一般的に、張りはプラスのパワーで、欠けはマイナスのパワーがあると考えられています。
ただし、東北(鬼門)と南西(裏鬼門)は張りがあってもプラス作用は現れません。
逆にマイナスの作用が出てしまうので注意してくださいね。
張りと欠けの判断基準は大きさです。
張りは家の出っ張り部分が建物の一辺の長さの1/3以下の場合のみを指します。
一方、欠けは家のへこみ部分が建物の一辺の長さの1/3以上の場合を指します。
建物が密集している現代では、張りや欠けから受ける影響は昔ほどではなくなったと言われていますが、方位にダメージを与えないようにするためには、インテリアなどでカバーすることが必要になります。
欠けのダメージの対処方法

間取りの欠けのダメージは、欠けた部分を補うように(写真①②の部分)に庭に木を植えたり植木鉢を置いたり、盛り塩しすることで補えます。
また、欠けの部分の壁に小さな鏡をかけるとう方法もあります。
マンションなどの集合住宅で外に植木を置けない場合は、鏡を使って欠けの部分を補ってあげてください。
欠けを補う際に鏡が向き合ってしまう場合は、鏡が真正面に向き合わないように少しずらして置いてくださいね。
盛り塩


盛り塩は、風水でもっとも簡単な開運方法のひとつです。
自然の産物である塩には、厄を祓い清める作用と、新しい力を生みだす作用があります。
盛り塩には、食塩(科学塩)ではなく天然塩(あら塩)使うようにしてください。
分量は1か所に10gくらいを目安にこんもりと盛ってください。
盛り塩に使う器は、白やラベンダー、フルーツ柄がおすすめですが、方位にあったラッキーカラーのものや季節にあった色柄の器などもいいですよ。
盛り塩の交換は、基本は1週間に1回でOKですが、厄が溜まってるななどと凶作用が強く出てると感じたら交換する期間を短くしてみてください。
使用済みの塩は、感謝の気持ちを込めて水場に流したりゴミとして処分してください。
まとめ
東南の玄関は吉相と昔から言われていますが、その対角線上の北西に水場があると、いくら玄関が吉相でも運気はそこでドロップしてしまいます。
逆に、東北(鬼門)の玄関は凶と言われていますが、東北から南西に抜けていくライン上に水場がなければ怖がることはありません。
玄関をいつも清潔にしておけば、家の中に良い運気が宿るようになりますよ。
これから家を建てる方、また引っ越しを考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。