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わかると安心!厄年、厄除け、厄払いの基礎知識

 2016/09/24 神社仏閣
この記事は約 6 分で読めます。

気にしないでおこうと思っても、ついつい気にしてしまう厄年の存在。

何か良くない事が起きるんじゃないかとか、病気になったらどうしようとか。

でも、そもそも厄年ってなんなんでしょう?

厄年とは?

厄年とは、古くは平安時代から災厄が降りやすい年として信じられてきた民間信仰です。

科学的な根拠はありませんが、身体的、精神的、環境的変化が起きやすい時期と重なることや、先人たちの長い経験から考えられたものです。

宗教的な意味合いがあるものでもありません。

厄年とは、人生の節目に病気や災難から身を守るための庶民の知恵だったんですね。

厄年の起源

奈良時代の頃、人の運勢は1年ごとにリセットされると考えられていました。

そのため、当時の人は新年を迎えることによる運気の変化に不安を抱いていました。

平安時代になると、貴族を中心に自分の干支の年を厄年とする見方が広まるようになり、12年ごとに回ってくる自分の生まれた干支の年には、それまでの良い運勢がリセットされてしまうと考え、警戒すべき年と考えるようになったのです。

これが現在の厄年の考え方の始まりで、それが語り継がれるうちに変化し、江戸中期ごろから現在の厄年の周期になったと言われています。

厄年の数え方

男性の本厄は数え年で25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳です。

この本厄の前の年を前厄、後の年を後厄と言い、本厄の年に次いで災厄が起こりやすいと言われています。

また、男女ともに成長期や思春期を迎える13歳も厄年と言われています。

厄年は、満年齢ではなく数え年で考えます。

今年の誕生日をすでに迎えた人は、今の年齢に1歳足した年齢が数え年で、まだ誕生日を迎えていない人は、今の年齢に2歳を足した年齢が数え年となります。

男性の大厄である42歳の場合は、今年41歳になる人が相当します。

厄年の過ごし方

厄年と言われる年齢をみてみると、男性は就職や出世、引退の時期と重なりますし、女性は結婚や出産、育児の時期と重なります。

どちらも肉体的、精神的、また環境にも大きな変化がある時期なので、引っ越しや新築、結婚など、運気が大きく変化するような新しいこと始めるのは良くないというのが昔からの定説ですが、一方では厄年を飛躍の年とするという考え方もあります。

厄年は病気になったり災いが起きやすい時期というだけではなく、人生の大事な運気の変わり目とも考えられていたからなんでしょうね。

厄年を迎えたら、あまりネガティブに考えずに、まずは今までの生活や過ごし方などを振り返ってみてください。

不健康な生活を送ってきたなら、健康に気をつけるようにすれば良いですし、今まで出来なかった新しいことにチャレンジしたいなら、勇気を出してやってみましょう。

逆転の発想で、大きく飛躍できるかもしれませんよ。

厄年というだけで気分がブルーになる人は、神社やお寺などで厄除けや厄払いをしてもらうと心が楽になりますよ。

厄年は大事な人生の節目の年です。

毎日元気で楽しく過ごせるように、心と体の厄を落としてくださいね。

厄除け、厄払いをする

神社やお寺に行くと、なんだかスッキリした気分になることがありますよね。

それは神社やお寺の神聖な「氣」によって、自身についていた厄が落としてもらえてるからなんです。

厄とは日々の生活の中で気づかないうちに溜まっていくストレスのようなもの。

めったに神社やお寺に出向くことがない人は、厄年になったら、厄を払う良い機会ととらえて、早いうちに厄除けや厄払いをしてもらうと良いですね。

数え年で厄年となる誕生日の1週間前までに行くと良いですよ。

心身ともにスッキリしますし、精神的にも良い効果をもたらしてくれます。

神社とお寺どっちがいい?

結論から言えば、厄除けをしてもらうのはお寺でも神社でもどちらでもかまいません。

自分の好きなほうを選んでください。

いずれにせよ、不安な気分を追い払い、心をスッキリとさせられればいいのです。

神社で厄除け厄払い

神社の社殿の前でお賽銭を入れ参拝することを社頭参拝といい、厄払いや、合格祈願、病気平癒など特定の祈願をすることを正式参拝と言います。

厄年のお祓いは正式参拝が良いですね。

正式参拝の手順

  1. 社務所で受付をする
  2. 名前を呼ばれたら拝殿の中へ
  3. お祓いを受ける
  4. 神職が祝詞を奏上(そうじょう=読み上げること)する
  5. 玉串を奉り(たまわり=お供えすること)、二礼二拍手一礼する
  6. 授与品を受け取る

正式参拝の申し込みは、事前の電話予約が必要な場合もありますが、ある程度大きな神社は当日社務所で申し込むことが出来ます。

正式参拝の料金のことを初穂料、または玉串料と言います。

金額は3,000円から1万円が相場です。

大きな神社の場合、複数人まとめて御祈祷が行われる場合もあります。

名前を呼ばれたら指示に従って拝殿に上がり、まず神様に祈願する前に、心身を清めるお祓いを受けます。

神職が神様の祝詞を読み上げている間は、目を閉じ神様にお祈りをします。

祝詞奏上が終わったら、玉串と呼ばれる榊の枝を神様にお供えし、終わったら二礼二拍手一礼をして拝礼(頭を下げること)をします。

最後に祈願されたお札などの授与品を受け取り、正式参拝は終了です。

もらったお札は神棚にお祀りするか、神棚がない場合は、家具の上など高いところに白い紙を敷いて、南か東に向けてお祀りしてくださいね。

お寺で厄除け厄払い

お寺では護摩焚きが厄除けの基本です。

護摩とは、供物を火に投げ入れ祈願するという密教用語です。

住職が護摩壇の前に座り護摩を焚いている間、祈祷を受ける側は願い事を唱え、最後は自分の体を護摩の煙にさらして厄を払います。

護摩焚きの手順

  1. 受付で申込用紙をもらう
  2. 祈願料を決める
  3. 願いを唱える
  4. 護摩焚き
  5. 体を煙にさらす
  6. 合掌して一礼

申込用紙を受付でもらい、住所、氏名、生年月日などを記入します。

祈願料は3000円から1万円ぐらいが相場です。

お願い事は、住職が般若心経を唱えている間に心の中で行います。

願いを唱える時は「誰が、いつ、どこで、どうなりたい(なってほしい)」というように、細かく具体的にお願いするのがポイントです。

また、そのお願いしたことはしっかり覚えておくというのも大事ですよ。

最後は、護摩の火に近づき、頭、首筋、お腹、腰など体を煙にさらします。

護摩焚きによる厄払いが済んだら、合掌して心の中でお礼を述べ深く一礼します。

まとめ

厄年と言われる時期が来たら、気にしないでおこうと思っても、やっぱり不安になってしまいますよね。

そういう人は、神社やお寺で厄除けや厄払いをしてもらって不安を取り除いてくださいね。

厄年は、人生の節目に病気や災難から身を守るための庶民の知恵です。

今までの自分の生活や行動を振り返る良い機会と考えて、心身をリラックスさせて楽しく過ごしてください。

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